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Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05170-01
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TTC_Timeout

TTC_Timeout属性は、TimesTen ClientとServerの使用によって完了する処理(接続、SQL問合せなど)に対して、最大の制限時間を秒単位で設定します。また、TTC_Timeout属性では、タイムアウトする前にTimesTen Clientアプリケーションがそれに対応するTimesTen Serverプロセスの結果を待機する最大の秒数も指定します。

0の値はクライアント/サーバー処理がタイムアウトしないことを示します。この属性の設定はオプションです。この属性を設定しない場合、デフォルトのタイムアウト時間は60秒です。最大のタイムアウト時間は99,999秒です。タイムアウト時には処理が中断され、クライアント・アプリケーションはタイムアウト・エラーを受信し、接続が切断されます。たとえば、クライアント・アプリケーションが長い問合せを実行する場合には、タイムアウト時間を増やすことができます。

特定の問合せに対しては、クライアント・アプリケーションでSQL_QUERY_TIMEOUT ODBC文オプションを設定することもできます。ネットワークのタイムアウトが0に設定されていない場合、TimesTen Client ODBCドライバではSQL_QUERY_TIMEOUTをTTC_TIMEOUTよりも小さくする必要があります。その場合、ネットワーク処理はタイムアウトしません。

問合せのタイムアウトは、SQLConnectまたはSQLDriverConnect ODBCコールのいずれかを使用してデータ・ストアへの接続が確立される前にSQLSetConnectOption ODBCコールを使用して設定できます。あるいは、データ・ストアへの接続が確立された後にSQLSetConnectOptionコールまたはSQLSetStmtOption ODBCコールのいずれかをコールすることによって設定できます。

データ・ストアに接続を確立する前に問合せのタイムアウトが設定された場合、その時点ではクライアント・ドライバではネットワークのタイムアウト値が認識されません。このため、次のような場合、接続時に、クライアント・ドライバでは問合せのタイムアウトがネットワークのタイムアウトの値よりもわずかに小さい値に自動的に設定されます。

データ・ストアへの接続を確立した後で問合せのタイムアウトが設定された場合、ネットワークのタイムアウト値が0よりも大きく、問合せのタイムアウト値がネットワークのタイムアウト値以上であるとき、クライアント・ドライバはエラーを返します。SQLStateはS1000に設定されます。

クライアント/サーバーのプロセス間通信に共有メモリーが使用されている場合、この属性はサポートされません。この属性を設定しても無視されます。

設定

TTC_Timeoutは次のように設定します。

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIX ODBC.INIファイル
TTC_Timeout
タイムアウト前にTimesTenクライアントが接続を待機する秒数を表す、0から99999までの値(デフォルト値は60)。
Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ
「Timeout Interval」フィールド
タイムアウト前にTimesTenクライアントが接続を待機する秒数を表す、0から99999までの値(デフォルト値は60)。